おいしいコーヒーをおうちで淹れよう

コーヒーをおいしく入れることは、そこまで難しいことではないと私は考えています。まず第一に重要なのは、新鮮なコーヒー豆を使うこと。これが何より重要です。その次に、自分の好みの濃さを見つけることでしょう。そのために基本になる分量を決めて基準をつくりましょう。

ここではもっとも手に入りやすいカリタのペーパードリッパーを使った淹れ方を説明しています。

分量を決めよう

コーヒーを淹れる際に豆(粉)の分量をコーヒースプーンで軽量しましょう。みちくさでは1人分のコーヒーをコーヒースプーン2杯で210~230mlで淹れています。

コーヒー軽量スプーンは是非使いましょう。
  • 1人分 コーヒースプーン2杯    210ml
  • 2人分 コーヒースプーン3~3.5杯  420ml
右のコーヒーカップは大体210mlです。淹れる量を確認できるようにコーヒーデカンタの使用を強くお勧めします。

豆が浅煎りか深煎りかによって出来上がり量を調節します。みちくさでは深煎りの豆は1人分210ml程度、浅煎りの豆は230ml程度でお出ししています。ですので現在取り扱っている豆で言うと

  • マンデリン
  • ブラジル

は210ml程度で淹れます

深煎り豆は大体このぐらいです。200mlのちょい上ぐらい。大体でいいですよ。
  • 東ティモール
  • エチオピア

は230ml程度、つまり少し薄めにいれると飲みやすいかとおもいます。

若干多いのが分かりますか?

ちなみにカフェインレスのコロンビアについては深煎りですが、少し薄めに入れたほうがおいしいかと思います。

これを基準にしてもらって、自分の好みにあった濃さを見つけてください。また焙煎店によって焙煎具合は様々です。おなじ種類の豆でもお店が違えば焙煎具合が変わるので、この豆が深煎りなのか浅煎りなのかを気にしてみるといいかもしれません。

焙煎具合について

コーヒー豆は焙煎の具合によって味わいの違いが出てきます。まったく同じ豆でも焙煎の深い、浅いで印象が変わります。

焙煎具合とは要するに、豆をどれだけ火にかけるかということです。深く(長めに)火を入れると苦みとコクが出てきます。浅め(短めに)に火をいれると酸味と華やかな香りが楽しめます。

みちくさでは、浅煎りの豆は薄めに淹れてアメリカンな感じで出しています。浅煎りの豆が酸っぱすぎて飲みにくいと感じる場合は、好みの薄さを見つけてみてください。

焙煎の段階に呼び方が付いています。浅い順から

  • ミディアム
  • ハイロースト
  • シティー
  • フルシティー

という具合です。みちくさでは主に以上の4つの段階の豆を使用しています。

水について

コーヒーを淹れる水について気にするべき点は軟水か硬水かです。みちくさは硬水を使用しています。といっても本部町の水道水は硬水であるため、みちくさでは水道水に浄水フィルターを通してカルキなどを除去した水を使用しています。つまりフツーの水道です。

軟水と硬水ではコーヒーの味わいに違いがでてきます。一般的には軟水がおいしいと言われていますが、一概には言えない気がします。水道水やミネラルウォーター、水販売店の水などいろいろ試してみることをお勧めします。自分の好みにあった水をさがしてみてください。

ペーパードリップで硬水で淹れるとマイルドな味わいになります。軟水で淹れるとシャープな味になります。

※沖縄県中南部の水道水は私の住む本部町より硬度が低い傾向があります。硬度100ml/ℓぐらいはあったほうが良いような気がするなぁ。気になる方はここでチェックしてみてください。また、雨量などにより水道水は硬度が変化します。水については研究の余地がまだまだありそうですね、、、

ドリップの方法

ここではカリタのペーパードリッパー101(1人用)をつかったドリップ方法をお伝えします。2人分(420ml程度)いれるかたは102というサイズをお使いください。

動画のほうが分かりやすいと思いますので動画をご覧ください。

 

注ぐお湯の温度は90℃前後。沸騰したてのお湯は少し冷ましてください。出来れば細口のケトルがあったほうが良いです。ない場合は急須など代用してもいいかもです。

注ぐお湯で粉をかき混ぜるのではなく、そっと載せていくイメージで注いでください。

1人分落とし終わるまでの時間は2分30秒ぐらいです。粉が細かすぎるとこれより遅くなり、濃い味になります。粉が荒すぎるとこれより早くなり、薄い味になります。2分30秒前後になるように粉の粗さを調節してください。

豆の保存について

まめの保存は、冷蔵庫か冷凍庫に密封できる容器などに入れて保存してください。当店のコーヒー豆は焙煎日が記してありますので、その焙煎日から1週間過ぎたあたりで冷蔵か冷凍することをお勧めします。焙煎したばかりの豆は味や香りがまだ変化の途中です。しばらく豆を落ち着かせてから冷蔵保存したほうがよいでしょう。